世の中には何種類もセンサーが存在しますが、そのなかでも特に多く使用されているのは温度計です。非常に多くのシーンで使われており、計測値の分解能も用途によって異なります。たとえば、1度の1000分の1の分解能で測れるものもあれば、10度単位の目盛りしかないタイプも見受けられます。後者は使い物にならないと感じるかもしれませんが、10度ごとに提供するサービスを切り替えるような店舗では重宝します。

その店舗で高分解能のタイプを使っても意味がありません。すなわち、細かければ良いというわけではないの誤解しないでください。用途にマッチするものを選択する意識を持ちましょう。近年になって重視されるようになったのは、温度計のセンサー出力です。

リモートで計測することが増え、たいていの場合は通信手段に電波やwifiを使っています。たとえば客がいる店内の温度を測る場合、目立つケーブルを這わせられないので、そのような無線が主体になるのは当然です。このため、出力が弱すぎるとデータが端末に届かなくなってしまいます。温度計のセンサーには耐候性も求められることが多いです。

なぜなら、屋外で利用することも増えており、百葉箱を置けない場所で使われることもあるからです。したがって、むき出しで設置しても、風雨や紫外線に耐えうるものでなければなりません。それゆえ、メーカーは慎重に耐久テストを実施して、基準をクリアしたものだけを出荷しています。