湿度計センサーという機種があり、このジャンルは企業や事業向けとしての利用の他に、一般人向けでも役立つ機器として利用されています。屋内と屋外の任意の位置の湿度を計測するには本体側で2拠点の数値を一元管理できるので、食品製造や各種精密機器などを製造する工場では既に導入している会社は多数あります。一般人向けにターゲットを絞ってみると、体調管理に役に立つことが多く、あまりに湿度が高い場合は屋外に出る際の衣類やタオルなど携帯物も適切に判断できます。逆に湿度が低い場合は、乾燥してしまうので女性であれば肌のケアを行う際に十分な潤いを与えたり、冬期間であれば火事に対する意識を高めることにも貢献しています。

DIYや模型作りなどを趣味や特技にしている一般人では、湿度計センサーは重要な機器として用いることができます。DIYや模型作りを行う際には、塗装作業を伴うことが多く、湿度が高過ぎると塗装を完璧に行うことができません。湿気により艶を出すことができない問題が圧倒的に多く、更に2度塗りや3度塗りで仕上げる場合は、乾燥時間が長くなってしまうので効率の良い作業を行えなくなります。塗装においては湿度計センサーを導入して確認することで、湿度が高ければストーブなど暖房機を利用して湿度を下げる方法も効果的です。

エアコンを完備している室内においては、上手く空調管理を行うことはできますが、温度調整は行えても湿度に対しては調整が難しい傾向にあるので、低過ぎる場合は加湿器を設けるなど対策法を考えることができます。