朝、布団から出るのがつらい季節になってきていつから暖房を使おうか悩む人も多いのではないでしょうか。布団の中と、室温の差についつい布団から出るのに時間がかかってしまいます。エアコンを使いだしたら寒さに我慢できずに設定温度を上げ過ぎて暑くてボーっとしてしまったり、なかなか適温にならないという方のために快適に過ごす冬の温度管理についてご紹介します。環境省が平成17年度から提唱している「ウォームビズ」を今年度も提唱していて、室温の目安を20度としています。

20度と聞くと、それでは寒いと思う方もいるのではないでしょうか。ここで温度管理と合わせて湿度にも目を向けてみましょう。同じ温度でも、湿度が10%~15%違うと体感温度が1度変わると言われています。温度管理に合わせて湿度管理をすることにより、体感温度を上げれば、エアコンの設定温度が高くなくても快適に過ごせます。

湿度を上げるには、加湿器がなくても、洗濯物を部屋干しにしたり、濡らしたタオルを干すだけでも湿度は上がります。入浴後に浴室のドアを開けたままにしておいても加湿効果はあります。湿度を上げ過ぎるとカビが発生しやすくなるので、温度計湿度計を設置して、適度な温度湿度を維持するとよいです。また、インフルエンザの感染予防には室温20度~25度、湿度50%~60%を保つことが大切です。

健康で快適に過ごすために、冬は温度管理と湿度管理をしっかりして、低温高湿を心掛けて過ごしましょう。