湿度計は空気中の水分から湿度を算出するもので、センサーが重要な役割を担っていますから、取り扱いに注意して使うことが大切です。センサーは繊細なので、水に浸したりドライヤーなどの温風を当てると精度が落ちたり壊れてしまいます。極端な乾燥状態もよくありませんし、直射日光が当たる場所も不向きですから、湿度計を設置する際にはこれらの注意点に気をつけたいところです。お手入れは基本的に乾拭きに留め、汚れが酷い場合は水で薄めた中性洗剤で拭き取り、水で洗剤を取り除いて最後に乾拭きするのが賢明です。

揮発性のある溶剤を使うと湿度計を傷めたり、最悪のケースだとセンサーが壊れますが、これらの注意点は説明書に記載があるので、説明書を読んでから使い始めることが肝心です。湿度計はデリケートなので、センサーもそうですが本体も落としたりぶつけないよう、取り扱いには要注意です。また設置型は長期間設置したままの状態が続くので、電池切れや過放電を見逃さないことも大事なポイントとなります。過放電は電池の液漏れに繋がり、電極が腐食して故障したり湿度計の信頼性が低下することにもなるので、電池の管理には注意が必要です。

外部センサーなら、液漏れによって本体と一緒に壊れることはありませんが、本体の修理や買い替えといった費用が発生するのは確かです。復旧するまで当面は湿度の確認や管理ができませんから、万が一を想定して予備を用意しておくことをおすすめします。