自動車の修理工場ではボディに塗装を行う際には、専用のブースを設けており空調管理を徹底して行っていることで、常に綺麗な塗装を行えます。自宅で模型作りなどを行っている方や、DIYを好んで行っている方の中には、室内や屋外のガレージなどを利用して、塗装作業を行うことも現在では普通に行われています。自宅やガレージで作業を行う際には、湿度計センサーがあれば塗装の質を高められると同時に短期間で剥離してしまうことも無くなります。一般的な見解では気温は5度以上、湿度は85%以下を推奨しているのですが、細かな塗装作業においては塗る対象物により違いはあり、最適と感じる気温は15度以上、湿度は70%以下の方が確実性があると判断できます。

湿度が高い時に塗装作業をしてしまうと、まず、乾燥するまでの時間が掛かってしまい、2度塗り3度塗りをする工程ではかなりの時間を費やしてしまいます。他にも艶ありの塗料を使う場合、メタリック調の塗料を使うような時にも湿度が高いと艶を失ってしまうので、湿度の高い日には作業をしない方が失敗を避けられます。湿度計センサーはネット通販でお手頃価格で購入できるものがあり、湿度だけではなく気温も同時に計測できる機種があるので、屋内側と屋外側の湿度、温度を本体の影響パネルに表示させることができます。用途は他にもいろいろありますが、塗装作業で使う際には、例えば屋外の湿度も高く屋内の湿度も高いという場合は、室内側でエアコンで調湿を行う方法や、暖房器具を用いて調整をする方法から選べます。

湿度計センサーを導入することにより、DIYの作業を行う時にも完成度を高めるには非常に貢献できます。