数あるセンサー類の中でも、湿度計は生活環境の快適性を判定するうえで、特に大きな役割を果たします。うまく利用していくには、湿度が2種類あることを最初に理解しなければなりません。具体的には、絶対湿度と相対湿度であり前者は1kgの大気に含まれている水分量を表します。一方、後者はその温度で大気が水分を含める限界値に対する割合です。

この違いを知っているとセンサーを扱いやすくなり、湿度計で計測した値を正確に把握しやすくなります。たとえば、冬に相対湿度が50%を超えているのに、なぜか乾燥気味に感じられることもあるでしょう。夏に50%というと、かなり湿り気が感じられるのが一般的です。それに対して冬にそれほど感じられないのは、気温が低くて限界値が事態が低くなっているからです。

つまり、同じ50%でも夏と比べて絶対湿度はずいぶん小さくなります。住空間には多かれ少なかれ水蒸気が存在しています。ですから、湿度を抜きにして快適性を考えるのは不可能です。しかし、湿度計を扱うにはこのような知識がいるため、同じセンサー類の温度計よりも使用される頻度が低いです。

ニュースでも気温にばかり気を取られる人が多く見受けられます。ですから、今後は湿度の複雑さを解消するような提示の仕方が求められます。実はすでに改善は進んでおり、自動的に快適指数に変換してくれるタイプも出てきました。デマンド制御の装置などに最初から組み込まれているケースも多いです。

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